「日本最強 最悪」と主催者自らが謳うサイクルイベントPeaksに参加してきた。
今回12回目となる開催地は群馬県赤城山。赤城山ヒルクライムで名前は知っていたけど、訪れるのは初めて。群馬県自体に来るのもインカレのサポート以来、人生で2回目。
ちなみにPeaksも2回目。昨年9月の11ラウンド奈良吉野に参加してその面白さに魅了されて今回のエントリーに。
Peaksってどんなイベント?って方も多いと思うので軽く紹介を。
だいたい距離200km、獲得標高5,000mを制限時間内に走るイベント。カテゴリーは「一般」「変態」「ド変態」に分かれていてそれぞれで制限時間が異なる。もちろん「ド変態」が一番厳しい。また「変態増し」「ド変態増し」と「増し」が付くと距離、獲得標高が更にプラスされたコースになる。そうなると距離が伸びて制限時間は短いということに。
赤城山では「一般」が170km、5,158mUP、制限時間11時間30分、「変態増し」は179km、5293mUP、制限時間10時間30分、「ド変態増し」は更に制限時間が短い9時間。
前回の奈良吉野ではギリギリ「ド変態増し」で完走したけど、時間に追われすぎて景色やエイドを十分楽しめなかったので、赤城山は「変態増し」でエントリー。
土曜日の7時に出発して16時に現地着。受付を済ませて本日の宿「みやま山荘」さんへ。
車からバイクを下ろしてちょこっとだけ試走。思ったより寒い。なんせここは標高1,400m。
女将さん曰く、北海道の旭川と同じくらいの気候らしい。スキーをされていた娘さんもこのあたりはパウダースノーですごく雪質がいいとおっしゃってました。
晩御飯が豪華!明日のためにしっかり補給!
宿のお風呂に入って就寝・・・が明日のウェアをどうするか悩む。一応ニーウォーマーは持ってるけど要るか要らないか・・・グローブは長指か・・・まあ明日の朝の気温で決めよう。
4時30分起床。それほど寒くないかと思ったけど1階でストーブを焚いているので2階が温かいだけ。曇の予報だったけどうっすら青空も。さらにウェアに悩む。一回外に出てみたらやっぱり寒い。ニーウォーマーとウィンドブレーカーに決定。
朝5時に朝食をご用意いただき本当に助かった。ありがとうございました。ご飯もおかわりして燃料は十分。
朝ごはんを食べながら女将さん、娘さんと話していたら、スタート後すぐ17kmくらいで標高1,000メートルくらい降るあたりとは気温差は8℃くらいあるとか・・・
ウェアにまた悩む・・・ニーウォーマー要る?
さむがりなので要ることに。暑くなればハンドルバーバッグにしまおう。
7時のスタートに向けてスタート地点へ移動。後はひたすらペダルを回すだけ。
赤城山を初めて走った感想は、とにかくスケールがでかい。1本で登る長さが普段走っている六甲山とは全然違う。長い!木々の雰囲気も違う。
Peaksの面白いのは降った道をそのまま登り返して、参加者とすれ違うようにルートが引かれているところ。声を掛け合って走ると疲れていても元気が出る。
決められたチェックポイントやエイドステーションを順番通りに寄りながら、とにかくアップダウンをこなしていく。それにしても上りが長い。次に登るとわかっていながら長い下りを下っていくと、正直怖いw
前回の奈良吉野では時間に追われすぎたので、今回はエイドものんびり過ごす。ポテトチップスがおいしい。きなこ飴もお気に入り。スタッフの方が親切で明るくて素晴らしいんですよね。
ポットチップスを食べようが何しようが、5,000メートルは登らないといけないわけで、とにかく無心でペダルを回す。
六甲山を走っている方ならわかると思うんですが、コーナーごとにカーブナンバーって番号が振ってありますよね?六甲なら40番くらいまではありますかね?
このあたりは60~80番くらいまで振ってあるので気が遠くなりますw
後半は周りを走る人も廃人のようになっています。うなだれて足だけ回っている感じw
自分もそんな感じで、ギリギリ気持ちを切らさずに何とかゴール。
もう登らなくていいと思うと気持ちも抜けていく
3人共「変態増し」を制限時間内に完走できました。いやあ良かった。
宿に帰って、お風呂に浸かって、宿の女将さん、娘さん、他のお客さんと一緒に祝杯をあげました。よく笑った楽しい時間。みんなでこれて良かった。
次回は9月の蓼科に2日連続エントリー済。
今回走ってみて2日連続は無理だと実感ww